1/7 土曜
昨日、日経平均は上昇しました。
普段は下げやすい金曜日にもかかわらず。
1/5木曜から1/6金朝方までのナイトセッションは下記のとおりでしたのに。
NYダウ 32930 -339
ナスダック 10305 -153
日経先物 25710 -105
以上のことから上昇する要素は何一つありません。
しかし、上昇しました。
下記チャートをご覧ください。
先週のブログでもふれましたが、昨年10/3の25621円の安値にせまり、
ダブル底でテクニカル的な反発だったのではないでしょうか?
では、いったい誰が買い上げたのでしょうか?
機関投資家です。個人の力では上げることはできません。
なぜ上げたのか?
ここを切ると、ストーンと下げ、株をやる人がいなくなってしまうし、日本経済
にとって好ましくないからです。
あるいは上がるまえに縮むといわれていますが、これを見抜くのはとても難しいです。
あるいは、この日の夜発表の米雇用統計の内容を事前に予め分析していたのかもしれません。
機関投資家はプロ集団なので、きちんとした分析をします。
昨日、夜9:30に米雇用統計が発表されました。
1.12月の非農業部門雇用者数は22.3万人増、失業率3.5%。
2.米経済軟着陸に向かっている公算大。
賃金の伸び鈍化、米金融当局に利上げペースを減速
させる余地を与えた、ということで、株価は上昇しました。
しかし、考えてみて下さい。
米の名だたる企業は株価を下げかなりのリストラをしています。ということは経済が悪化していることです。
また、利上げペースの減速の可能性であって、利上げを、利上げ前のもとの状態に戻すのではありません。
アメリカ株は持っていれば上がるといわれてきました。SP500のチャートをみるとゆるやかに上昇して
いたのはその背景に低金利継続だったからです。
今はそうではありません。
しばらくすると景気後退懸念で下落することも考えられます。
なのに来年米大統領選があるから今年は株高か、とか、明日上がる株がどうした
こしたと買い煽りばかりです。
証券会社はいつの世にも、もう底だとか買い煽りしかしません。
ご注意を。
8306 三菱UFJは昨年末に黒田日銀が長期金利アップを発表して下記のように
上昇しました。
しかし、ここにきて上げ渋っています。
何故か?
下記月足チャートを見て下さい。
昨年1/6の高値、一昨年6/1の高値に達しトリプル天井だからです。
このように、目先のことばかり考えていないで、広く全体的なことを考察
することが大切です。
昨夜から今日朝にかけてのナイトセッションの結果は下記のとうりです。
米雇用統計を好感して大幅に上昇しました。
上昇が継続するといいですね。
上昇しているときはその波に乗ればいいです。
さて、来週金曜はSQです。
上か下に大きく動く可能性があり、上がり下がりの波に乗ってトレードする手法のデイトレではチャンスです。
それでは良い週末をお過ごしください。